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「コンテンツマーケティング×動画」の効果とは?

動画マーケティング

価値あるコンテンツで、ユーザーの購買行動を促すことを目的とする「コンテンツマーケティング」。近年、その手段として「動画」が活用されるケースが増えています。

動画は文字や画像に比べて伝えられる情報量が多く、SNSなどで拡散される可能性も高いとされています。こういった特性が、認知度を高めるための手段にも最適であることが活用される理由です。

この記事では、「コンテンツマーケティング×動画」の組み合わせがもたらす効果や、動画を使って成功した事例をご紹介します。

コンテンツマーケティングで動画を活用する効果とは?

まずは、コンテンツマーケティングで動画を活用する具体的なメリットから説明しましょう。

動画は伝えられる情報量が多い

人は情報の多くを「視覚」と「聴覚」から得ています。そのため、文章と画像によるコンテンツより、音声があって画が動く動画のほうが、多くの情報を伝えられるとされています。

2020年に行われた調査では、86%のマーケティング担当者が「動画によって自社Webサイトへのアクセスが増加した」と答えてます。このことからも、動画広告やブランディング動画は、製品の魅力をユーザーに効果的に伝えてくれる手段であると考えられます。

参考:Video Marketing Statistics 2021|wyzowl

SNSで拡散される可能性が高い

動画コンテンツは記憶に残りやすく、動きがあるためSNSでも目を引きます。そのため、SNS上で多くの人に拡散される可能性が高いと考えられています。

2021年の調査では、スマホなどモバイル端末で動画を見たユーザーの92%が他人とシェアし、動画はテキストと画像を組み合わせたコンテンツの12倍も多くシェアされることがわかっています。また、広告として目にする動画よりも、友人や知人、フォローしている人によってシェアされた動画のほうが、ユーザーが興味を持つ可能性が高くなっています。

参考:Video marketing statistics: The state of video marketing in 2021|Biteable

コンテンツマーケティング×動画のスタイルは3つ

コンテンツマーケティングに適した動画スタイルは、大きく3つにわかれます。ブランド価値を高めるための動画、製品やサービスを紹介する動画、HowTo動画の3つです。

ブランディング動画

動画は、音と映像によって見る人の感性に訴えかけることができる手段です。そのため、ブランドの世界観を表現するのに適しています。

こうした「ブランディング動画」は長さにこれといった制限はなく、10秒未満の短いものから、15分を超える長編作品までさまざまです。また、動画広告としての利用を前提としない映像作品を制作し、動画サイトや自社メディアで配信する手法もあります。

2021年に行われた調査によると、84%の人がブランドの動画を見て製品やサービスの購入を決定した経験があると答えています。このことからも、ブランディングに動画を活用することは、効果的かつ合理的と考えられます。

参考:Video Marketing Statistics 2021|wyzowl

製品・サービスの紹介動画

少し見聞きしただけでは魅力が伝わりづらい商品やサービスは、動画で紹介すると伝わりやすくなるかもしれません。視覚・聴覚にフルに訴えかけることで、文章を読むことが得意でない人にも伝わりやすくなり、長くなりすぎる説明も短くできます。

もうひとつのメリットとして、実際の製品の使用シーン、サービスの利用シーンを疑似体験できることが挙げられます。普通見られない製造工程や、生産者のインタビューを交えることで、製品やサービスのバックボーンを知り、信頼感も醸成できます。

HOWTO動画

動画は、製品やサービスの利用方法の解説にも適しています。文字と静止画ではわかりづらい少々複雑な内容も、動画と音声ならわかりやすく伝えられます。そのため、最近ではメーカーが取り扱い説明書がわりに動画を活用するケースも増えています。

また、すでに製品やサービスを利用しているユーザーだけでなく、利用を検討しているユーザーへのアピールとしも機能します。真剣に検討しているユーザーは、実際の使い方などの情報も必要とするケースがあるため、ここからコンバージョンに繋げることもできます。

コンテンツマーケティング×動画で意識したい4つのポイント

コンテンツマーケティングのための動画を制作するとき、気をつけたいポイントが大きく4つあります。順番に説明していきましょう。

ペルソナを明確にする

ペルソナとは、自社の商品やサービスを購入、使用してくれる典型的なユーザー像のことです。年齢、性別、職業などに加え、性格、価値観、ライフスタイルなど人物の内面まで細かく設定することで、人物像にリアリティをもたせます。

このペルソナを明確にすると、「動画を誰に見せたいか」「動画で何を訴えたいか」が鮮明になります。結果として、短い時間で狙ったペルソナに刺さりやすい内容になり、訴求力が高まります。

サムネイル画像で伝えるテーマはひとつに絞る

YouTubeなどの動画サイトで配信する場合、動画にはタイトルだけでなくサムネイル画像がつけられます。サムネイル画像は動画のおすすめ欄などに大きく表示され、その出来によって再生数が左右されます。

タイトルにはいくつかの要素が入っても問題ありませんが、サムネイルで訴えるテーマはひとつに絞りましょう。伝えたいことを詰め込みすぎるのは、印象がぼやけて逆効果です。

はじめの「5秒」で関心を引く

人やものの第一印象は3~5秒で決まると考えられています。これは動画にも当てはまり、最初の5秒で興味を引くかどうかが、その後も動画を見続けるかどうかに深く関わってきます。

また、YouTubeなどの動画サイトで流れる広告は、最低でも最初の5秒を見てもらえます。そうした動画サイトで動画を配信する際も、やはり最初の5秒は重要です。

動画が長くなりすぎないように注意

製品やサービスの紹介動画や、HowTo動画の場合、動画はあまり長くならないようにしましょう。長すぎると、途中で見るのをやめてしまうケースがあります。テンポが悪くならないように意識して、詰め込み過ぎを避けましょう。

動画の長さは目的によって変わるため、一律の正解はありません。例えば、製品やサービスの紹介やHowTo動画の場合、1本の動画ですべて伝えようとせず、ひとつの機能の紹介に絞った短い動画をいくつか用意するなどの工夫をするとよいでしょう。

コンテンツマーケティング×動画の事例

最後に、コンテンツマーケティングに動画を活用した例を見てみましょう。ブランディング、サービス紹介、製品紹介、HowToと、目的の違う動画を5つ紹介します。

【ブランディング動画】北欧、暮らしの道具店

北欧の雑貨や衣服をネットで販売している「北欧、暮らしの道具店」のブランディング動画です。この動画は、さまざまなバックボーンを持った人の物語を紹介するドキュメンタリー動画シリーズのひとつとして作られています。

他にも、「ルームツアー 遊びにいきたい家」「料理ドラマ ひとりごとエプロン」など、さまざまなシリーズの動画を配信。お店のファンはもちろん、お店のことを知らない人でも楽しめる映像作品を配信することで、自社のブランディングに役立てています。

【ブランディング動画】ネスレ

ネスレシアター https://nestle.jp/nestle-theater/

ネスレが運営する「ネスレシアター」は、誰でも無料で楽しめるWeb映画館です。ネスレでは、ここで配信するオリジナル作品を「ブランデッドムービー」と位置づけ、従来型の動画広告やTVCMとは区別しています。

これらの映像作品の目的は、ネスレブランドの価値を感じてもらうこと。たとえば、300万回近い視聴があった「踊る大宣伝会議」では、ネスレのコーヒーが要所要所に登場し、コーヒーブレイクがビジネスの中でどのような価値をもたらすかを示す工夫がされています。

作品の多くは、コーヒーブレイクに楽しめるよう30分未満と短め。有名映画監督の起用も多く、作品内で同社製品の魅力をさりげなくアピールするなど、顧客のLTV(顧客生涯価値)向上も担っています。

【サービス紹介動画】Anyca

個人間カーシェアサービスを提供している「Anyca」。自分のクルマを貸し出すことに興味をもった人が、前向きに検討したくなるように、貸し出すことで得られるメリットを端的に解説しています。

動画の目的は、Anycaに興味を持った人が検討を継続し、Anycaのサイトを見に来ること。シンプルな説明にとどめつつ、「なんだかよさそうだな」と思わせることが役割です。公式サイトへの誘導は行っていませんが、自然に詳細を知りたくなる内容になっています。

【製品紹介動画】コクヨ

薄いものから厚いものまで、あらゆるものが切れるハサミ「サクサ」の使い方を紹介した動画です。分厚いダンボールや、結束バンドのカットの実例を動画で見せることで、思わず欲しくなってしまう訴求力を発揮しています。

文章と静止画だけでは理解しづらい特殊な刃の構造も、アニメーションを用いることで「なるほど!」と納得できる説明に。なかなか買い換える機会のないハサミですが、「コクヨの製品はこんなにも違うのか!」と、思わず買い替えたくなる内容になっています。

【HowTo動画】ChatWork

数少ない国産ビジネスチャットである「Chatwork(チャットワーク)」は、IT関連企業だけでなく、テレワークや生産性の向上に取り組む一般企業からも支持されています。そこで、PCソフトの操作に長けていない人でも、動画を見て操作を覚えられるよう「1分動画で分かるチャットワークの使い方」という動画シリーズを多数制作しています。

特徴的なのは、ひとつの長い動画でさまざまな機能を解説するのではなく、短い動画でひとつの作業・操作だけを説明していること。こうすることで、ユーザーが今知りたい情報に素早くアクセスできるようになり、問い合わせの減少にもつながっています。

まとめ

この記事では、コンテンツマーケティングに動画を活用するメリットと、動画の種類、動画を作成する際に気をつけたいポイントなどを解説しました。

動画は情報の伝達力が高く、今もっとも注目されているコンテンツです。動画を用いたマーケティングのことを「動画マーケティング」と呼び、近年は多くの企業がその手法を用いています。

以下の記事では、動画マーケティングについてさらに詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

この記事を書いた人

Yuki Chiba
Yuki Chiba
コピーライターとして数多くのナショナルクライアントを担当後、2015年より動画マーケティングのスタートアップに参画。マーケティング戦略、メディアの立ち上げ、クリエイティブ企画制作、事後調査まで一連に従事。主な担当は、UNIQLO/資生堂/日本生命/ハーゲンダッツジャパン/サンスター/JAL/スクウェアエニックス等のデジタルマーケティング。「広告電通賞・デジタル部門最優秀賞」「LION賞」「第57回JAA広告賞 デジタルメダリスト」など

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