コンテンツマーケティングとは?実践するにはどうやって使えばいいの?
コンテンツマーケティングとよく聞きますが、コンテンツマーケティングとは一体何でしょうか。また、どの課題を解決するときに必要なのでしょうか。この記事ではコンテンツマーケティングという言葉だけでなく、実践するための方法を詳しく解説していきます。
1.コンテンツマーケティングとは何か
コンテンツマーケティングとはユーザーが興味がある「コンテンツ」を利用し、顧客に「商品へのニーズを育て」、「商品を購入してもらい」、「ファンになってもらう」ことです。
商品を今すぐ購入してもらえる「ニーズ顕在層」を狙うのではなく、ニーズがまだ顕在化していない「ニーズ潜在層」を狙うのがポイントです。
2.なぜ今、コンテンツマーケティングなのか
コンテンツマーケティングが最近主流になっているのには訳があります。詳しくは以下で説明をしていきます。
2-1広告より「自分で探す」方向にシフト
これまではユーザーが個人で調べられる範囲は狭く、情報が足りない状態でした。そのため、広告も情報のひとつとして考えられていましたが、情報が充足するようになったのでユーザーは自分で調査することが多くなり、広告は要らないと思うユーザーが増えたのです。
2-2googleがコンテンツの質を重要視するようになった
また、SEOもコンテンツマーケティングを考える際に必要な情報です。以前は自社ホームページなどを上位表示させるために様々な方法を使っていました。サイト内のキーワードを限りなく多くしてgoogleに上位表示させるテクニックなどを重視していましたがgoogleのアルゴリズム変動により、「より内容が読まれている=コンテンツの中身が良い記事」を上位表示させるようになったのです。
そのため、SEOとしても上質な記事を生み出すことが必要となりました。
2-3コンテンツマーケティングは資産になる
広告を出す場合はコンテンツは消費されるものという考え方が多く、顧客をとることができてもその後に繋がらないことが問題でした。
しかし、コンテンツマーケティングは生み出したコンテンツが自社のサイトや決まった場所に貯蓄されていきます。そのため、生み出したコンテンツは消えることがないため、私たちが何もしていないときでも顧客の育成やファンを獲得することに役立ってくれます。
3コンテンツマーケティングのメリット・デメリットについて
ここまでコンテンツマーケティングの必要性についてお話ししてきました。今度はコンテンツマーケティングのメリット・デメリットについてお話しします。
3-1コンテンツマーケティングのメリット
コンテンツマーケティングのメリットは以下の7つになります。
潜在顧客と接点をもてる
市場ニーズが顕在化していない商材を認知させることができる
一方向ではなく双方向のコミュニケーションを確立でき、顧客のインサイトを得られる
顧客のニーズを育てられる
顧客のロイヤルティが高まる
専門家としてのブランディングに役立つ
長期的な費用対効果が高い
3-2コンテンツマーケティングのデメリット
コンテンツマーケティングにはメリットだけでなくデメリットも存在します。
運営に手間と時間がかかる
短期の費用対効果が悪い(即効性が低い)
リーチ力が弱い
長期にわたって取り組む必要がある
ただではない(社員の工数など)
このようなメリット・デメリットがあるので、コンテンツマーケティング単体で行うのではなく、ほかの手法を組み合わせて行うことが必要でしょう。
4コンテンツマーケティングの種類・具体例
コンテンツマーケティングを行っていく上でゴールやゴールに向かうためのステップがあります。コンテンツマーケティングでは多種多様なコンテンツを使用していきます。
例)プロモーションビデオや記事、ebook、インフォグラフィックス、プレスリリース、イベント、オンラインセミナー、商品カタログ、導入事例、商品レビュー、著名人の推薦コメント…ete
どのコンテンツを使用するのかは何を目的とするかによって変わってきます。
認知獲得を行いたい場合と購買を促すためのコンテンツでは、内容も変わるでしょう。そのために目的を明らかにすることが重要でしょう。
5ほかのマーケティング事例との関係性
6コンテンツマーケティング<実践編>
6-1コンテンツ公開前の作業
コンテンツ公開前の作業は以下のようなものがあります。
潜在ニーズ、顕在ニーズを明確化する
カスタマージャーニー
コンテンツマップ作成
コンテンツ×SEO
キーワードの設定
ロングテールキーワード
SEO施策
メルマガ
広告
コンテンツ公開は全て整ってから公開すると言う方もいらっしゃいますが、公開してもすぐにサイト訪問をしてくれるわけではありません。また、SEO観点ではコンテンツをgoogleが認識するまでに一定の時間はかかります。そのため、完璧に作成することを優先せず、一旦は公開を優先させることも必要です。
6-2 コンテンツ公開後の作業
日本でも徐々にコンテンツマーケティングに取り組む企業が増えてきました。同じようなターゲットペルソナを持つ企業がいれば、当然その会社との間に競争が生まれます。日々ユーザー視点で競合となるメディアを分析し、自社のコンテンツの質を高めることが重要なのです。下記にチェックポイントをまとめました。
6-2-1インサイドセールス
インサイドセールスは、見込み客に対して、電話やメールでニーズをヒアリングし、ニーズの顕在化を後押しするのが役割です。顧客が望まない限り「売り込まない」ので、従来の「テレアポ」と異なります。インサイドセールスを導入することで、営業部での商談数が増加する、営業の受注率が上がるなどの効果があり、注目されています。
実は、このインサイドセールスの活動に必要不可欠なのが「コンテンツ」です。製品・サービスに関する情報はもちろんのこと、業種や業界に応じた導入事例など、ニーズを引き出すコンテンツが必要不可欠です。潜在顧客の情報ニーズに応じた「コンテンツマーケティング」と、それを的確に届けるための「インサイドセールス」は両輪そろうことで効果が最大化されるのです。
6-3 SNSとの関係性を理解して
SNSはそれだけで広告を打つことも可能となりますが、
コンテンツマーケ×SNSを行うことで効果は何倍にも跳ね上がります。
コンテンツマーケティングでしっかりと骨組みを作り、SNSでの発信で認知を拡大していく方法がこれからは必要ではないでしょうか。
7コンテンツマーケティングまとめ
コンテンツマーケティングを説明してきましたがいかがだったでしょうか。コンテンツマーケティングを実践するのは難しくはありますが、いままではなかった考え方を取り入れることによりレベルアップしたマーケティングの戦術を取ることができます。
わからない場合には「マーケティング戦略とは?プランを立てるまでの4ステップ」を見てみてくださいね。